WIESS Corporation(微馳智電股份有限公司)
車載モニターなどカーエレクトロニクス
会社情報
- 創立年:2017
- セクター:カーエレクトロニクス研究開発・製造
- 従業員数:30人
- 資本金:8,500万台湾ドル
- ビジネスモデル(B2B, B2Cなど):B2B
- マーケットプレゼンス:台湾
- URL:https://www.wiess.biz/
詳細
WIESSは2017年に創設されました。台湾では、設計と製造を両立する自動車電子部品ODMサプライヤーのパイオニア的企業です。
WIESSは新しいスタートアップチームですが、背景は非常に豊富です。創業者の洪宏淵氏は、電子産業で20年以上の経験を持ち、以前はASUSで自動車用電子技術の開発に携わり、車のダッシュボードの研究開発を専門にしていました。洪宏淵氏は、2017年、世界的な自動車の電化トレンドを見て、台湾の上場企業である昱捷(Yu Jie)社と共同でWIESSを設立し、後に鴻海精密(Foxconn)の香港上場子会社である鴻騰精密(Hongteng Precision)社からの投資を受けました。現在、同社は東南アジア(タイ、ベトナムなど)やインドの電動バイクや商用電動車市場に進出し、製品を提供しています。
洪宏淵氏によると、過去にはデジタルのダッシュボードは主にアウディやメルセデス・ベンツなどの高級車に使用されていました。しかしながら近年、世界の自動車産業は、ガソリン車から電気自動車に移行する過程にあり、デジタルのダッシュボードが従来の針型やアナログダッシュボードに取って代わっているとのことです。
【WIESSの基本概念】
今まで自動車メーカーはエンジンや馬力、性能、デザインに重点を置いてきました。しかし電気自動車の時代では、「情報の力」が馬力以上に重要で、各種情報や地図の表示を統合する車載モニターは今まで以上にその重要度を増しています。同社は車載モニターに大きな強みがあり、現代の自動車業界のニーズに合致しています。
2019年にはタイのEnergy Absolute傘下の電気自動車メーカー、MINE MOBILITYから全車載モニターの注文を獲得し、2020年下半期から出荷を開始しました。
【WIESSが提供できる主な技術】
- ダッシュボード
- インフォテイメントシステム(ハンドル横の多目的ディスプレイ)
- リアエンターテインメントシステム
- ADAS(先進運転支援システム)
- HUD(ヘッドアップディスプレイ)
メディア取材(日本国内メディア)
1.日刊自動車新聞:「台北国際自動車部品及びアクセサリー見本市」が延期 注目を集める台湾部品企業」
https://www.netdenjd.com/articles/-/230333
2.日刊自動車-二輪車新聞:「車用電池部品メーカー 微馳智電(WIESS CORPORATION)」